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問題から地球環境まで実に複雑多岐にわたっております。これを解決するのに市民は市民だけ、行政は行政だけ、企業は企業だけといったのでは、効率が悪くて非能率的です。そこで県民の皆様と企業の皆様と行政の皆様といっしょになりスクラムを組みまして、三者がパートナーだという意識をもってこれに打ち勝っていこうというのが最近の全国的な潮流であります。私たち「千葉県環境財団」もそのような発想、考え方のもとに市民の皆様と企業と行政の皆様方の接着剤になろうと、日夜努力を重ねておるところでございます。

この「環境シンポジム1997千葉会議」は、今年で3回目になります。第1回が開かれたのは一昨年でございますが、その時には全国でも初めての試みでございましたし、手探り状態でした。どうなることかと思っておりましたら、大変な盛況でございました。その時の成果が県内各地に飛び散りまして、県内各地にボランティアグループができ、環境運動・活動が芽生えたのでございます。その集大成というべきものが、その次の年、幕張メッセを中心に開かれました「エコメッセ」でございます。ソーラーカーラリーとかエコバザールとか子供絵画展とか、それらが実に「エコメッセ」という形で花を開いたものでございます。これが第1回の成果だと理解しております。

第2回目に開かれました昨年の成果は「環境パートナーシップちば」の誕生です。県内には数多くのボランティアグループがございますが、それらがみんな縦割りで活動していらっしゃいまして、それを横糸で結ぶ組織がありませんでした。その横糸となるべく、「環境パートナーシップちば」という組織が出来上がりました。本日は会長の鈴木優子さんが来賓としてご出席でございますけれども、これが第2回目の環境シンポジウムの実績、成果であったと私どもは考えております。本日は第3回日でありますが、さらに大きな成果があがることを期待するわけでございます。

最後になりますけれども、本日来賓としてご出席いただきました6名の皆様方、それから講師、助言者、パネラーとして大役をお引き受けいただきました諸先生方、最後にそれらを舞台裏で支えていただきましたボランティアの皆様方のご尽力に対しまして、心から感謝の意を表しまして主催者のご挨拶とさせていただきます。本日は皆様どうもありがとうございます。

 

 

 

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