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財団法人 千葉県環境財団

理事長 松鵜 靖

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皆さんおはようございます。本日は早朝から県内各地からこのように大勢の皆様方にお集まりいただきまして、誠にありがとうございます。主催者の一人として心からお礼を申し上げます。また、平素から皆様方にはそれぞれのお立場で環境問題解決のためにご尽力をなされており、そのご努力に対し環境に携わる者の一人として深く敬意を表したいと存じます。

さて、本日の主催者は、ただいま大木一男実行委員長からお話がございました通り、県民の皆様と企業の皆様と行政が一体となった実行委員会と、私ども千葉県環境財団でございます。ところで、本日この席にお集まりになります以前からこの「環境財団」という名前をご承知でありました方、誠に失礼でごさいますが、ちょっと挙手いただきたいと思います。ありがとうございます。大体半分の方の手が挙がりました。昨年同じ時期に同じ質問をしました。手が挙がったのは2割でございました。一昨年同じ時期に同じ質問をしました。手を挙げたのはうちの財団の職員とスタッフの方だけでございました(笑)。

ご承知の通り、環境問題はマスコミに出ない日がないくらい非常に県民の耳目を集めている問題です。そのために県ではあわてて「環境財団」というかっこいい名前の財団を作ったんではないかという口の悪い方がいらっしゃいますが、千葉県に環境財団が生まれましたのは、今から22年前でございます。千葉市と市原市と君津市と袖ケ浦市が千葉県といっしょに作った財団でございます。初代理事長は当時の知事の友納武人さんで、2代目の理事長も当時の知事でありました川上紀一さんでございます。現在の沼田武知事さんは理事長ではなくて、会長という立場で全体の統括をしていただいておりますし、副会長には千葉市の松井旭市長さんが、そして他の市長さんは全て理事ということで経営に参加いただいている財団でございます。

それなのに、先ほどの質問にはまだ半分しか手が挙がらんではないかというご指摘がございます。ごもっともでございます。実は財団発足以来、18年間別の名前で活動しておりました。「千葉県公害防止協会」という名前でございます。「環境財団」と名前を変えましたのは4年半前からでございます。本日からこれをご縁にぜひ環境財団をご記憶いただきたいと思います。

環境財団は何をやっているのかと聞かれます。水質検査、大気汚染測定局の管理、環境アセスメントなどの他、最近最も力を入れておりますのが、環境学習関連事業でございます。本日開催しますシンポジウムもこの事業の一環でございます。

先ほど大木実行委員長さんのお話にございました通り、環境問題というのは今や身辺の環境

 

 

 

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