日本財団 図書館


あなたの消防英語

 

インドネシアの森林火災に国際消防救助隊を派遣

022-1.gif

日本国政府は、インドネシア政府により、「国際緊急援助隊」を派遣した。

10月20日、外務省と自治省消防庁は協議のうえ「国際緊急援助隊の派遣に関する法律」に基づき「国際消防救助隊」30人(自治省消防庁1人・東京消防庁19人・横浜市消防局2人・名古屋市消防局5人・大阪市消防局3人)の派遣を決定した。10月21日、自治省消防庁において「国際消防救助隊の発隊式」を、翌日、成田空港において「国際緊急援助隊(2次)」の結団式を行った。同援助隊の43人は22日に、消防ヘリコプター2機は27日に、それぞれ現地に到着した。

28日から、スマトラ島のランポン州において、ヘリコプター及び赤外線カメラ等を活用し、延焼拡大中の大規模森林火災の空中モニタリング(火災発生場所の特定・延焼状況等の確認・現地消火隊の誘導等)を実施した。特に、オーストラリアの空中消火チームと連携した活動では、空中消火に関わる投下ポイントの合図を送るなど、高い消火効果が認められた。

一行は21日間におよぶ活動を終了し、11月11日午前、全員無事に成田に到着した。

 

〈英文例〉 あなたの消防英語

[Fire Cause Investigation-1]

 

1. Did you think you could extinguish the fire by yourself?

2. Did you ask anybody to help you fight the fire?

3. Who was he that helped you?

4. Can I make contact with him?

 

第12回救急救命士国家資格合格状況

1 受験者及び合格者数

(1) 受験者総数 937人

(2) 合格者数 705人

(3) 合 格 率 75.2%

(前回は78.7%)

2 受験資格別合格者

(1) 養成所2年課程修了者 2人

(2) 養成所1年課程修了者 0人

(3) 養成所6月課程修了者 531人

(4) 看護婦免許を有する者等 172人

3 消防機関の養成所を卒業した者の受験者数及び合格者数

(1) 受験者総数 550人

(2) 合格者数 531人

(3) 合 格 率 96.5%

 

編集後記

★ 阪神・淡路大震災を契機に、消防・防災関係の情報化は飛躍的に充実してきました。そんな情報化時代の昨今、消防職員の皆さんの業務遂行に少しでも役立てていただこうと「行政の情報化の現状について」特集いたしました。本特集が今後の「消防の情報化施策」に反映されれば幸いです。

★ 越冬隊員に、初めて消防職員が選ばれました。極地における消防の任務を果たすべく1人の消防官が、全国消防の威信を担い、昭和基地に向けて出発しました。地球の裏側で頑張っている越冬隊員に負けないよう、努めたいものです。

★ 山林火災の被害が深刻化しているインドネシアでは、人間ばかりではなく野性動物までも食糧不足と呼吸困難に苦しんでいます。今回の国際消防救助隊の皆さんの活動が契機となり、一日も早く治まることを願うばかりです。 (野崎)

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION