"一生懸命頑張って成長していきたい"
「救急センターで、急患の扱い方、心臓マッサージの勉強をしました」。テレビ朝日系「研修医なな子」(月曜夜8:00)に出演の佐藤藍子さんが、ドラマ収録前、横浜市の私立病院へ出かけ、救急センターで、医師役の特訓を受けた。この時、本当に救急車で急患が運び込まれてきた。実際に心臓マッサージの現場を見ることができた。
「研修医なな子」は、新米研修医なな子の奮闘ぶりと、病院の裏側を明るくコミカルに描くドラマ。なな子は大学付属病院第二外科の研修医。早く一人前になろうと日夜頑張っている。「なな子は失敗したりとまどったりすることばかり。でも立ち直りは早い。とにかく一生懸命です。元気のかたまり。その辺をごく自然に演じています」。研修医役は初めて。「台本を読んでびっくりしました。お給料は安いし、仕事はきついし…。そういった研修医の本音や裏側を楽しくやっていきます」
平成4年、「第6回国民的美少女コンテスト」でグランプリを受賞して芸能界入り、「ツインズ教師」(テレビ朝日系)でデビューした。昨年は「イタズラなkiss」(テレビ朝日系)で主役を務めた。以来、「総理と呼ばないで」(フジテレビ系)などのドラマ、日本テレビ「だんトツ!!平成キング」などの司会、映画、CMなど幅広く活躍している。来年1月には舞台「ロミオとジュリエット」に主演する。大変な売れっ子である。
「いろいろな仕事をさせていただいています。わたしはお芝居をすることが大好きです」。将来の目標とする人は特にいない。ひとつひとつの仕事に精一杯取り組むというのがモットー。
ところで、救急センターで、同僚医師役国分太一さんとの研修については―。その緊迫感に圧倒され、医師たちの冷静な仕事ぶり、救急車の救急隊員たちのテキパキした動きに、すっかり感動した。佐藤さんのドラマでの役柄年齢は24歳。実年齢は20歳になったばかり。「なな子と共に、私も一生懸命頑張って成長していきたい」。一生懸命という言葉が何度も飛び出した。
