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防災センター紹介

久留米市防災センター

久留米市消防本部(福岡)

 

はじめに

久留米市は比較的温暖な気候ですが、台風及び梅雨末期にはしばしば水害の驚異にさらされています。昭和28年には、市内を流れる筑後川が氾濫し、多くの犠牲者並びに大被害をこうむりました。

このような突発的な自然災害及び大火災等に対して久留米市では、防災知識や災害発生時の対応方法などを「見て 触れて 体験する」というトータルシステムの中で、楽しく・正しく学んでもらおうと、平成6年10月1日にオープンした新消防庁舎に防災センターを開設いたしました。

 

防災センターの概要

防災センターの占有面積は454?uで?@体験コーナー?A展示コーナー?B訓練コーナー?C防災研修コーナーの4コーナーで構成され、久留米市防災インストラクターのスーパーラビット君の音声とモニターによって、軽やかにご案内するようになっております。

?@体験コーナー

消火体験コーナーと台風体験コーナーがあり、初期消火体験コーナーは火災の恐ろしさや初期消火方法、消火器の特性などを映像システムと解説により学習し、その後、天ぷら鍋火災を想定した消火シミュレーションによる消火の体験を行います。

台風体験コーナーは、映像システムにより台風の恐ろしさ及び強風体験を行っています。また、モニターテレビに映し出された事故現場や火災現場を用いて、119番通報の体験を行っています。

?A展示コーナー

久留米市の立体地形模型を展示し、映像システム及びナレーションにより防災体制について解説を行うシステムで、同模型上には防災上重要な施設、ヘリポート等を電飾によりポイント表示をしています。

ミニ消防車については、世界の消防ミニチュアカーを約200台展示。その他、非常持ち出し品・火災防止のセキュリティ機器の実物展示をしています。

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?B訓練コーナー

訓練コーナーではいざという時のために、身につけておきたい人工呼吸心肺蘇生、各種止血法など、応急処置法について映像システム・グラフィックパネル・人体モデル人形を活用し、実技訓練及び学習ができる空間を確保しております。

?C防災研修コーナー

自主防災組織、防火管理者や市民に対し防災教育について学習を行う施設で、大型プロジェクターや各種視聴覚機器を活用し充実した研修が可能で、100人程度の収容能力を確保しております。その他に、防災に関する様々な知識をQ&Aシステムを用いて、ゲーム感覚で学習できるコーナーがあり、5つの質問形式の中で火災編・地震編・総合編のメニューがあり、自己の防災に関する理解度を把握できるシステムであります。

 

おわりに

久留米市消防防災センターは、開館以来3年が経過し、多くの方々に利用していただいております。

今後は各種イベントを催し、利用者の拡大を図るとともに、新たなシステムを導入し、市民の方々が気軽に訪れ、県内外を問わず多数の方々に利用していただき、市民のニーズに応えるべく行政サービスを展開するとともに、市民生活の安全を目指しています。

 

問い合わせ先

久留米市消防本部予防課

福岡県久留米市東櫛原町999-1

TEL 0942-38-5151

 

 

 

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