救急・救助
普通乗用車が道路案内標識柱に激突
砺波市消防本部(富山)
当市は、富山県の西部を流れる庄川の扇状地に広がる穀倉地帯で、砺波平野の中央に位置する全国でも珍しい散居村である。毎年、4月下旬から5月上旬まで、チューリップ公園を中心にチューリップフェアが開催され、約300種、100万本の花が咲き、昨年のチューリップフェアの入場者は45万人を数えた。
園の隣りには、ガラス張りのチューリップ四季彩館があり、年中チューリップを楽しめる。
消防体制は、1本部・1署、職員38人と小規模であるが、管轄面積は、96k?u、人口39,000人で、近年、増加傾向にあり、救急出動件数も昨年は、673件と増加の一途をたどっている。
また、昨年10月から市立砺波総合病院の医師等により、救急室(ER)カンファレンスを毎月1回開催して、職員のレベルアップをはかっている。
本事例は、普通乗用車が道路案内標識柱に激突し、大破した車内に閉じ込められた運転者の救出事例である。
1 発生日時等
(1) 発生日時 平成7年 11月19日
3時05分頃
(2) 発生場所 砺波市野村島170
(3) 覚知時刻 3時08分
(4) 現場到着 3時15分(救急隊)
3時23分(救助隊)
(5) 救出完了 3時50分
(6) 病院収容 3時55分
(7) 負傷程度 全身打撲(JCS300)、右下腿部骨折
(8) 使用資器材 照明装置、油圧スプレッダー、油圧カッター、油圧ジャッキ
2 出動車両及び人員
救急車 1隊 3人
救助工作車 1隊 3人
3 事故発生概要
事故現場は、緩いカーブとなっており、これを曲がり切れずに、センターラインをオーバーして反対車線側道の道路案内標識柱に激突したもので、警察に聞いたところ、飲酒運転で、スピードメーターは、170km/hを示していたという。
4 現場到着時の状況
車は、大破しエンジン部分は10m位飛ばされ、フロント部分及び前部座席が、後部座席の方まで圧縮されていた。
また、右前輪タイヤホイールが、後部座席まで来ており、盛り上がった床との間に運転者の右下腿部が挟まれ、胸部は、前座席と後部座席に挟まれていたので、救急隊では救出できないと判断し、救助工作車の要請をした。