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組織づくり支援グループ

 

インストラクターフォローアップ研修会を終えて

平成9年6月9日(月)から11日(水)までの3日間の日程で、インストラクターフォローアップ研修会を行いました。全国からインストラクター28名が参加され、研修に対しての期待を改めて感じました。

今回の研修は、市民互助型団体の現状の把握・インストラクターの資質向上等を目的としました。

さて、研修会の初日ですが、地方から参加された方々は朝早くから駆けつけていただき、梅雨さなかという悪天候ではありましたが、開催時刻には懐かしい顔ぶれが席を埋めていき、スタートとなりました。

研修内容につきましては、スケジュールをご参照ください。

初日に設定した講義「公的介護保険を背景にした、市民団体と自治体との関係について」を4人のパネラーの方々から発表していただいたのですが、非常に参考となる事例だけに、参加者の皆さんからは「もう少し一人ひとりの話を長く聞きたかった」というご意見をいただいてきました。

また、9日の夜6時からの交流会には理事長以下、財団から各事業担当者が出席しました。日頃なかなかお会いできない方々と話せたことが一番だとの声もいただき、有意義に時間を過ごすことができました。参加した皆さんもあちらこちらで旧交を温めていました。

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熱心に講師の話を聞くインストラクターの皆さん

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さて、10日の午前中は、東京いのちの電話の末松ディレクターに「イキイキとした活動をサポートするために」と題したお話をいただき、より良い話の聞き方を学習しました。途中4グループに分かれ講師の指示に従って、話し合う場があったのですが、これまた、笑い・涙・激論・納得等々、短い時間に様々な人間模様が展開され、ボルテージは昼食休憩まで上がりっぱなしでした。午後は4グループに分かれて「インストラクターの活動報告」について話し合ってもらいました。地域によっては意外なニュースもあった様子です。

最終日は午前のみ。前半は、安田火災記念財団の堀内専務理事と助成財団センターの山口専務理事をお招きし、「民間助成財団の活用」を学習しました。

後半は、福祉教育研究会主宰の木原氏から、「市民からみた企業の活用方法」と題し、少し視点を変えて見えてくる社会資源の活用を事例を交えてお話しいただきました。 

3日間を通しての感想ですが、日々地域の活動者としてご苦労されているインストラクターの皆様の情熱に、改めて敬意を表したいと思います。(木原 勇)

 

インストラクター都道府県別

1名2名2名2名5名2名31名
山形県  2名 宮城県  
千葉県4名東京都
神奈川県  1名静岡県
愛知県5名岐阜県
三重県2名大阪府
福井県1名福岡県
鹿児島県2名合計

 

インストクターフォローアップ研修会

スケジュール

6月9日(月)

12:00 基調講演 堀田理事長「平成9年度事業計画について・さわやか福祉財団のこれからの方向性」

13:00 各事業担当者より「事業説明」

14:00 講義「公的介護保険を背景にした、市民団体と自治体との関係について」(事例発表)

18:00 交流会

 

6月10日(火)

9:00 講義「イキイキとした活動をサポートするために」

講師―東京いのちの電話事務局ディレクター 末松 渉 氏 

13:00 報告会「インストラクターの活動報告」

15:00 活動報告・手法について

16:00 最新マニュアルについての解説

 

6月11日(水)

9:00 講義「民間助成財団の活動について」(助成金の申請・報告等の事務作業)

講師―財団法人 安田火災記念財団専務理事 堀内生太郎氏

財団法人 助成財団センター専務理事 山口日出夫氏

10:00 市民団体からみた企業等の活用方法について

講師―福祉教育研究会主宰 木原孝久氏

 

財団運営グループ

 

ご存じ「歓進帳」の改訂版ができました

「勧進帳」といえば連想は安宅の関の弁慶と義経…でしょうが、実は財団へのご協力をお願いするため財務グループで作った小冊子のこと。

「お願い」だけでなく、財団の生い立ちから事業のポイント、収支まで要領よくまとめられているところがミソで昨年の初版が大好評。これに最新の決算内容を反映するとともに、「ふれあいネットワーカーの養成」など、事業の新しい方向も盛り込み、広報担当の知恵も借りてディスクローズ(公開)資料としてもお役に立つものにしました。

「無いものを有るかのように」読みあげたのが弁慶なら、「在りようをありのまま」書いてあるのが当財団の勧進帳。ご希望の向きには差し上げますが、もらったらあとが怖いかも?

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ご希望の方は、財務グループまで!

 

「さわやかパートナー」が増えています!

お気づぎかも知れませんが、会員の呼称を「さわやかパートナー」(Aコース、Bコース)と改めました。会員の方にとってよりわかりやすく、という趣旨ですが、この他にも会費のご案内に工夫を加えたりした結果、継続して下さる会員がここのところ順調に増えています。

もちろん、財団の事業と進んでいる方向を理解して下さる方が多くなったからこそ…なので、「パートナーに恵まれ」という台詞を思い出しながら期待の重さを感じているこの頃です。

 

財務の担い手が増え、賑やかになりました!

今年度に入って、財務グループに銀行0Bの大竹さんが加わり、今や高野、丹、川井、土井、津田の面々と合わせて計6人が財務ボランティア。元就流に言えば「3本の矢」が二束の自称強力布陣です。

資金集めは当然として、さらに財団の理念を少しでも多くの人や企業に理解していただけるようにとがんばっています。(丹 直秀)

 

 

 

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