巻頭言 ●NO.18●
ふれあいボランティア団体は、公的介護保険にどう対応するか
● 堀田 力 さわやか福祉財団理事長
全国各地でふれあいボランティア活動をしている草の根団体に、その活動地域の市町村が、「公的介護保険の受託団体になってくれるのですか」ときいてくるという。
公的介護保険にどう対応するかについては、一九九六年九月号の『さぁ、言おう』巻頭言で四つのタイプを挙げ、そのどれを選択するかについて、会員の意向を聞いて検討をはじめるようお勧めした。
その公的介護保険制度も、ついに一九九七年一二月に法案が成立し、二〇〇〇年四月から発足することとなって、にわかにどう対応するかの答えを迫られる事態となった。
しかし、どんな団体に委託するのかという要件を定める政令がまだできて