を公・反すべて洗い出す。そして受け手側のニーズと照らし合わせてみようとネットワークに関する調査をやったわけですが、失敗も含めて少しずつ見えてきたものはありますね。これまでを振り返ってみて、まず新名さん、どうですか?
新名 詳しい分析はこれからですが、全般的には予想された通り連携状況は偏ってるなと。今回は、まずアンケート調査票を送って、補足で聞き取り調査する手法を取ったんですが、サービス提供団体では総数二一五のうち、返信総数が一八三、うち有効回答率は八二.三%でした。一方、支援を必要とする当事者のニーズ調査は、先日の委員会でもみなさまに厳しいお言葉をいただき、もう一度、研究デザインからやり直します。相手にすれば触れられたくない部分にも触れていくので慎重を要するし、改善点はたくさんありますが、それも含めて方向性を見極めるためのいい調査モデルにはなったとは思っています。

妻川 聞き取り調査のときに、新名さんと"さわやか流"とはなんぞや、と議論したこともあったよね。新名さんは、まず書面で出して、回答がなければもう一度書面で出そうと。私は行って話を聞かなきゃダメだと。私は企業出身だから、そこは達成意欲が自然と出てきて、回答率も何とか一〇〇%にしたい。それで「脅しのような電話は困る」と注意されたこともあったけど、自分では心優しくやったつもりなんですよ(笑)。
新名 そのおかげで高い回答率になって感謝しています(笑)。
奈良 今回の調査では本当に多くのボランティアさんに協力していただいてありがたかったです。先日、委員会用にまとめた資料をお見せしたら、主婦グループのみなさんが「こんなふうになったんですねえ。ありがとうございました」と逆に感謝されてしまって。ネットワークという概念がまだ人によって全然違うなかで、みなさん戸惑いやご苦労もあったようですが、形になるにつれてみなさんの表情が違うんですよね。「楽しい」といっていただいてホッとしています。