学校ボランティア
戸惑いから、いたわりへ
―特別養護老人ホームとの交流
新潟県南魚沼郡大和町立大和中学校 校長 田中 孝一
一. 生徒への期待
本校は、昭和六三年度及び平成元年度に『奉仕等体験学習研究推進校』の文部省指定を受け、学校や地域の実態に即した体験学習を設定して実践的活動に取り組んだ。特別養護老人ホーム「八色園」との交流もその中の一つであり、この交流での生徒への期待像は次の二つであった。
? お年寄りや障害者に対して理解や思いやりの心を持ち、さらに体験を通して自分の周囲に対しても感謝や思いやりの心を表すことのできる生徒。
? 自分なりの工夫をしながら進んで奉仕活動に参加できる生徒。
教師やクラス代表による園訪問からスタートしたが、活動の一層の拡大をめざして、現在では全校生徒が参加しての交流となっている。
乗り心地はどうですか?車イスを支える手もチョッピリ緊張ぎみ…。