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人生玉手箱?

 

竹腰さんの『さぁ、言おう』歴! 二年半

「隔月で連載している『生き方・自分流』をいつも楽しみにしています。全国各地でさまざまな形で活動されていらっしゃる方の姿を拝読すると、とても刺激になり、私もがんばらなきゃ、という気にさせられます」

 

今はまだ「思い」だけだけれどできることからひとつずつはじめたい

北海道 竹腰 久留美さん(三九歳)

自分に何ができるだろうか…

北海道余市郡余市町にお住まいの竹腰久留美さんは、小学校六年生と四年生の二人のお子さんのお母様。二四歳で結婚して家庭に入り、ここ一〇数年は子育てに追われる日々を送ってきたが、それでも福祉に対する関心は人一倍高い。

「最近は、テレビや新聞でも高齢者や障害者の問題をよく取り上げてますよね。もちろん、『さぁ、言おう』も含めてですが、こうした情報を見聞きするたびに、いろいろ考えさせられます。家の中にいると、つい、毎日の生活だけに目が行きがちだけど、自分たちさえよければいいわけじゃない。社会のみんながよくならなきゃダメなんだって。私自身、年老いた母が、静岡で一人暮らしをしていますから、もし、母の具合が悪くなったらと思うと、とても、人ごとではありませんし。でも実際には、何とかしなきゃという"思い"があるだけで、お話しできるような活動は何もしてないんです」

 

障害者の介助を通して、行動することの大切さを痛感

竹腰さんはこう謙遜するが、結婚直後には、新聞に載った公共広告の「本を読めない子どもたちがいます。それは点訳をしてくれる人がいないからです」という一文

 

 

 

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