本音トーク
シルバー探検隊
老後の住みかをどう考えますか?
その1 老人ホーム編
私事ではあるが、先日、母が六四歳の誕生日を迎え、祝いの小宴を催した。早くに夫を亡くし、長年一人で暮らしてきたが、定年後の現在は趣味やボランティアにいそしみ、"今がまさに第二の青春"という母だが、この席で思わぬことをつぶやいた。｢元気なうちはいいけれど、いつまで一人で暮らしていけるのかと思うと、最近、やたらに老人ホームの広告が目に付いちゃって……｣。まだまだ若いと思っていただけに、この発言にはドッキリ。だか、よく考えてみれば、いつ、何が起こってもおかしくない年齢なのだ。
母の言葉が頭から離れず、ちっとも仕事に身が入らない私を、ある日編集長が鋭くチェック。かくかくしかじかと理由を話すと、｢確かに、老後の住みかは、本人にとっても、家族にとっても大きな問題ね。いいわ。せっかくの機会だから、じっくり読者のみなさんと考えてみましょうよ｣との提案。これはまさに渡りに船!わかりました。私、M子、しっかり調べてまいりま〜す!
