学生ボランティア
ふれあいからボランティアヘ
熊本市立城南小学校 教頭 米原 保俊
平成八年度より、地域の一人暮らしの老人の方に、六年生全員が菊、五年生全員が餅を持っていく取り組みを行っています。
以前から｢ふるさと遊び集会｣と銘打った集会で、地域のお年寄りの方にいろんな遊びを教えてもらったり、老人クラブの方から雑巾をいただいたりして、お世話にはなっていました。そこで、お世話になるばかりでは、ということではないのですが、自分たちで育てた菊や、ついた餅を持って行って、喜んでもらおうということではじめました。
六年生は五月、地域の菊作りの名人に指導を受けながら菊の芽刺しからはじめました。それから、鉢に植え替え、夏休みも当番で毎日登校し、水やりや草取りをして大切に育てました。そして、きれいに咲いた菊を民生委員さんの案内で、いくつかのグループに分かれて、一人住まいのお年寄りのところへ持って行きました。五年生も同じように、五月に田植えをし、一〇月に刈り取ったもち米で、保護者の方に協力してもらってついた餅を持って行ってきました。五年も六年も創意の時間や学級活動の時間を利用して行ってきました。地域の方も喜ん
力を合わせてもちつき
