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山口さんの『さぁ、言おう』歴!

ブランクはあるが5年。「田中尚輝さんの『ボランティア団体設立・運営Q&A』はとてもためになり、連載を楽しみにしています。また、在宅団体情報のページはいずれ、一冊の本にしてほしいですね」

 

誰もが在宅で暮らせる地域をめざし

在宅福祉サービスの団体を設立 大阪府 山口 友樹さん(三九歳)

 

大阪府吹田市在住の山口友樹さんは、九六年五月に非営利・有償活動型在宅福祉サービス団体として、お年寄りや障害のある方をケアする『ナイトケア・吹田』を設立。現在、二〇名ほどの登録ケアワーカーとともに、家事援助と介助・介護のホームヘルプサービス、移送サービス、訪問看護サービスや、休日専用のデイサービスなどを行っている。

「困ったときにはすぐに駆けつけられるよう、市内のどの地域でも徒歩一五分圏内にケアワーカーがいるような組織にし、一五分でも三〇分でも気軽に利用できるような体制をつくっていくのが目標なんです」

 

生きがいを求めて、二転三転した人生

大学では経済学を専攻したという山口さんが、福祉に興味を持ったのは、卒業後、商事会社で働くようになってからのこと。

「万事お金が中心という世界にはどうしても肌が合わず、もっと、人の気持ちを大切にできる仕事をしたいと思い、社会福祉研修センターに通いはじめたんです」

夜間の講座で一年間社会福祉の勉強をした山口さんは、老人介護の仕事を希望したが、あいにく募集がなかったため、精神障害者のケアに方向を転換。だが、

 

 

 

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