五〜六人編成で月一回実施している。また、施設への参加ができない残留グループについては、地域ボランティアとして空き缶拾いや、無人の香取駅構内の美化活動(プランターの設置・花植え・清掃活動)、そして、学校内における美化活動・環境整備を行っている。
このことは、「みんなで明るく楽しい生活をするために、人間としての生き方について考えを深める」ことにつながるものであると考える。
(これからの活動)
(一) 今までの実践を通して、福祉教育を推進していく上での教育課程への位置付けや今後の方向が、少しずつではあるが見えてきたように思う。
何といっても学校全体が一丸となって取り組んでいることが大切であると実感している。そして、『福祉の心が芽生えてきた生徒たち』に、これらの活動を通して体得した事柄をそれぞれの日常生活の中で役立たせ、「思いやり・やさしさ・命の大切さ」等さらに意識の高揚を図っていきたい。
(二) 福祉体験活動から得た気持ちを、身近な地域や自分の家庭の中でどのようにして生かすことができるか、保護者の方々とも考えていきたい。ここに紹介する生徒作文および保護者の感想は、福祉教育推進・体験活動を通しての生の声である。

校長先生手作りのボランティアボックス。毎日のように"自発的な小さなボランティア"の申告が絶えない。

苑に掲示されている生徒たちからお年寄りへの暑中見舞。