はじめていい」んです。普通は誰かが「これをやるからこの指止まれ」ですね。うちはそれを一切やらないんです。
堀田 それはいい方式ですね。
庄子 「活動したかったら自分で仲間を探しなさい。この会の中にいなかったら、自分で新しく友だちを三人連れてきてはじめてください」と。高齢者にはいろんなニーズがあるんですね。そういう人たちが総合的に満足できるように、バラエティーに富んだ活動方向が見えるようにしないと。
堀田 どんなメニューでもつくりますという柔軟な姿勢がいいですよね。
庄子 たとえば、今、生涯学習講座とかが盛んですよね。私も時々、講師で呼ばれますが、本当に生涯学習になっているんだろうか、カリキュラムの見直しが必要じゃないかと思うことが多いんです。話している講師には生きがいなんですけど(笑)。
堀田 講師が元気になるための講座…(笑)?
庄子 「ともかく今日は一日、これで暇つぶして、まあ、話も聞けてよかったわ」と帰ればそれで終わり。これは生涯学習じゃない。高齢者であろうと学習したら「これをおれは生きている間に使うぞ」という実践がないと、単なる暇つぶしなんですよ。
堀田 私自身も時々そうした場でお話ししますが、おっしゃるとおり「生涯学習ボケ」というのが正直ありますね。
庄子 こんな例がありました。私たちは洋上セミナーというのもやったんですが、東北のある県から「うちでも洋上セミナーを何回かくり返してきたけれども、何の反応もない。お宅とうちで何が違うんでしょうか?」と。うちの洋上セミナーに行った連中は、シニアネット仙台に入会してどんどん活動していたりする。片方は洋上セミナーが終わるとそれ
