すね。「ゴールドプラン」でも、ボケや寝たきりが何人増え、特養ホームのベッドがなんぼ必要だとかいう数字ばかりでしょう。一番最後にちょこっと「生きがいづくり」と書いてある。あれじゃあ世の中の高齢者は全部が寝たきりなんじゃないかと錯覚しますよ。
堀田 そうですね。
庄子 若い人たちに「高齢社会ってどんな色」って聞くと、「灰色」とか、なかには「真っ黒」、「真っ暗闇」という人もいた(笑)。日本は大変な損失をしてきたと思います。九〇%近くの高齢者は元気なんですから、この活力を社会のために使ったら、真っ暗闇どころじゃなくしてバラ色のパラダイスができる。
堀田 そうそう。
庄子 今度、石巻市でもシニアネットを立ち上げましたけど、それも高齢者たちが何かやりたくてうずうずしておったから。開いている口にエサを投げたらパッと食いついた、入れ食い状態ですよ(笑)。
堀田 一見自分の殻に閉じこもられている高齢者の人たちだって、おっしゃるように、ムラムラした気持ちがあるから、エサが来たら食いつく。あとは庄子さんのように、そこにいいエサを持っていってくれる人さえいれば(笑)。この対談を読んでいただいた読者のなかからも、あちこちに「庄子さん」が生まれることを期待しましょう。

高齢者の生きがいは役割を見つけるところから生まれるんです。
堀田 ところでシニアネット仙台では、いろいろな活動をグループでやっておられますよね。今個人の会員の方は何名になりましたか?
庄子 約六〇〇名です。託老事業から病院ボランティア、弁当宅配事業とか、パソコン、ワープロのグループもあるし、町づくりサロンもある。うちの会則では「三人集まれば何か