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こうして自問自答していく中で、まずは財団の事業や理念を知ってくださっている関係企業や団体、役所などに声をかけてみようと考え、理事長の承諾を得た。それでダメなら、また別に考えればいい。ちょうどその頃「企業が社長公募」という新聞記事が出ていたように思う。が、うちは条件が違う。労働の対価とはとてもいえない「慰労金」で、しかしすばらしい人を、というのだから相当に虫がいい。それを覚悟で、四月上旬、各関係先にお願い状を出した。

 

お願い先

財団理事・評議員(各本人宛)

基金出資企業(『さぁ、言おう』送付者宛)

財団インストラクター

財団地域推進委員(関東地区在住)

その他、関係団体、役所等

 

財団メンバーも知り合い先には積極的に声をかけ、合わせて依頼先は約三〇〇近くになった。

こうした条件はもちろん理事長の指示によるものだが、この他に「業務の必要とする人物」を記載し、ある一週間の私の仕事内容も添付して、できる限り仕事の内容が具体的にご理解いただけるように配慮した。

さて、果たしてどのくらいご応募いただけるのだろうか。

フタを開けてみたら、早速、いくつもの企業や団体からお問い合わせをいただき、本当にありがたかった。たとえばある大手薬品会社では、正式に社内公募をしてくださった。またある大手電機メーカーの人事部も、全国の事業所に推薦依頼を出してくださった。その他にも各企業、団体、官庁等から真剣なお問い合わせ、対応を二〇件近くいただき、感謝でいっぱいになった。

最終的に自薦の方はなし。企業や団体、個人から他薦いただいたうち、九名の方から関係書類をお預かりする。ちなみに九名全員男性、年齢は五〇代後半から六〇代の方々である。

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