独が待っているのか……。そうしたひとりぼっちの日々に怯えることは、もう、なくなったと北爪さんの声は明るい。
ケース2 子供は大賛成。しかし老親の世話をどうするか?

旅行先のハウステンボスにて
東京の郊外に住む石渡吉明さん(六四歳)・啓子さん(五五歳)夫妻は、「知り合ってから三カ月で結婚しちゃいました。結婚と同時に入籍も済ませています」とスピード結婚派。双方ともに二人の子供さんがいるが、積極的に応援してくれたという理解があればこそ。夫と離別し、一五年以上、女手ひとつで苦労をしながら子供を育ててきた経緯を見ていただけに、啓子さんの二人の子供たちは、この再婚にあたり「これで、お母さんもやっと幸せになれる」と、心から祝福してくれたそう。吉明さんの場合は死別だったが、前妻が不治の病と知るや否や、家を売り払って費用をつくり、会社を辞めてつきっきりで看病をした吉明さんの献身的な愛情を目の当たりにしてきただけに、周囲も新しい幸せを求めることに、全面的な理解を示してくれたという。
――それにしても、超スピード婚ですね。
「とにかく、ひとめ惚れ。逃したくないと、強引にくどきました(笑)」と吉明さん。
「付き合いはじめて、二度目か三度目ぐらいのデートのときに、家に遊びに行ったんですね。まだ、結婚するともなんとも決めてないのに、いきなり、自分の全財産はこれですと、貯金通帳からマンションの権利証まで出してきたんです。ああ、誠実な人なんだなあって思いましたね。その思いは、ともに暮らすようになってからも変わりませんね。いえ、それどころか、ますますよくなる一方。ホントにラッキーでした」
啓子さんがこういえば、「いや、ぼくこそ、こんなバラ色の第二の人生を送れるなんて思ってもみなか