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企業ボランティア

 

金融機関合同で配食サービスに参加

八十二銀行駒ケ根支店(長野県)

 

昨年十一月三〇日、八十二銀行駒ケ根支店と赤穂信金の有志職員が、駒ケ根市社会福祉協議会の実施する「ときめきランチ」(一人暮らし老人向けの配食サービス)の調理、配達を行いました。

このサービスは、市社会福祉協議会が平成五年六月からはじめたものですが、市内のボランティア約五〇人が調理を担当し、地区社協を中心とした約二〇〇人が配達していました。しかしながら、これまで第五土曜日の参加者がなく、実施が懸案になっていました。そこに両金融機関が参加することで毎週土曜日完全実施となりました。

八十二銀行駒ケ根支店は、従来から創立記念日(八月二日)には、公共施設の清掃活動を行ってきましたが、店舗開設七〇周年を機に、地域に対して息の長いお手伝いはできないか…社協に相談、地元の赤穂信用金庫のサッカー同好会や若手女子職員からも参加の申し出があり、両金融機関合同で実施の運びとなったものです。日頃は競合関係にある金融機関同士ですが、女性職員が双方とも地元出身でもあり、息の合ったチームワークを見せています。

活動は、朝八時から栄養士や調理師の指導を受けながら、女性十二人がお弁当を作ります。十一時からは男性二人一組(八班)で約四〇軒にお届けします。お弁当には手書きの手紙も添え、配達時にはひと声かけて、お年寄りとのスキンシップを深めています。

参加者からは「福祉とかボランティアという言葉を耳にし、興味は持っていたものの参加するきっかけがありませんでした。今回き

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配食サービス開始前の調理実習。八十二銀行と赤穂信用金庫合同で配食サービス。

 

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調理風景

 

 

 

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