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シリーズ 生き方・自分流

 

グループホームは第二のわが家。

お年寄りにはいつでも笑顔でいてほしい。

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至誠ホーム勤務

橋 智美さん(27歳)

少人数の痴呆症状を持つ高齢者と介護スタッフが一緒になってひとつ屋根の下で暮らす『グループホーム』は、最近、老人介護に新たな一面を切り開くものとして、注目を浴びている。このグループホームで、介護スタッフの一員として働くのが橋智美さん。弱冠27歳ながら、主任として、その介護の中心的な役割を担っている女性である。だが、ローテーション制とはいえ、24時間痴呆性高齢者と生活をともにすることは、血のつながった家族であっても並大抵のことではないはず。それでも、橋さんは「おじいちゃん、おばあちゃんに囲まれて、十人十色の人生を聞けるのだから、こんな幸せな仕事はない」と、きっぱり。彼女がこのホームでどんな介護をしてきたかは、なにより、お年寄りたちの落ち着いた表情と、明るい笑顔に表れていた。

取材・文/城石 眞紀子

 

 

 

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