Mr.Janes F.Creaganとの間で調印されるに至った。
その1ヶ月後に、イタリア所在の2つのロラン局の解散式典が催され、米国のコーストガードは帰国の途についた。
移管の状況
'92/143/EECの決定に促されて、地中海における運用の継続性を確保する為の作業が行われた。地中海の局の組み合わせは従来通り次の4局から構成されている。Sellia Marina(イタリー主局)、Lampedusa(イタリーX)、Estartit(スペイン-Z)、Kargaburun(トルコーY);
新しい組織を作ろうという動きが直ちに開始された。その組織は、イタリア、スペイン、 トルコの合意に基づき、かつてロンドンに所在して米国コーストガードのヨーロッパの活動を担当していた組織の業務をできるだけそのまま引き継ぐことを目的としていた。
米国のコーストガードがロラン局を去ってからというもの、イタリアの各局では、ロラン信号を送信するという作業を打ち切らざるを得なくなった。というのは、EstartitとKargaburnの送信がストップしてしまったからであり、ユーザーの期待は完全に裏切られた。
スペインに関して言えば、ひとつの提案として、Estartit局をヨーロッパ連邦の資金負担によりイタリアのオペレイターで管理するか、あるいはスペインのオペレーターチームを育てるという申し入れをしてみたが、まだ返答は貰っていない。トルコについて