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する。

提案の内容に合意するに当たり、委員会では、Table 2の記号は特に表示のない限り、現行のS-52に規定されているものであることに注目した。しかしながら、国代表委員の中から、色付けした記号の使用は他の映像に妨害を与え兼ねない、また非対象の記号の使用はどうかという懸念が表明された。これらの懸念については、国の当局がECDISについてのIMO/IHO統一化グループを通じてIHBで指摘するとということで意見が一致した。

委員会は、 IALA勧告は統一化グループによって受諾され是認されて初めて意味があるということで意見が一致した。

 

10.2 必要であれば、VTS表示画面に使用する標準記号についての指針及び勧告を作成する。

中間作業(VTS8/10.2/1)により、委員会はVTS表示画面に使用する標準記号についての勧告案に合意した。委員会では、全体的な標準化は商業的にも可能性がなく、運用面でも重要ではないと認識した。しかしながら、ある種の基本的な記号を標準化することは、VTSの運用及び訓練を助長するということで意見が一致した。 VTS8/WG5/3 Rev. 2の改訂勧告案が承認され、各委員は次回委員会(VTS9)で検討するためにコメントを1997年11月30日までにノルウェーのC.Hurumまで提出するよう要請された。

 

10.2 ECDISデータの必要条件

 

委員会は、WG5の議長が次回委員会(VTS9)で検討するための報告案を準備することで了承した。

 

11. 自動識別システム(AIS)

 

委員会は、舶用AISの世界共通性能基準についてのIMO勧告案に留意し、ITUが、世界共通技術仕様を開発し、適切なVHFチャンネル(海上用)を地域的に獲得するための問題点を研究するよう求めていることを了承した。

委員会は、AISについてのIALAの短い文書がIMO祭43回航行安全小委員会で合意された世界共通AISの性能基準案に重要な貢献をしたことに満足した。

委員会は、VTSの効率を改善するためにはAISをどのように利用すべきかについての指針を作成するという要求に応じて、 VTS8/WG5/5の報告案を準備した。各委員は、次回委員会(VTS9)で検討するためにコメントを提出するよう要請された。

 

12. VTSの分類

 

12.1 VTSの分類について検討し、勧告を作成すること

委員会は差し当ってVTSの分類は、次の3つの明確な基準によるべきであるとした。

 

 

 

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