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7. VTS情報交換、事故報告及びVTSセンサー・データ

 

委員会ではこの件についての勧告案を示した報告書VTS8/WG4/3を了承し、次回委員会(VTS9)で検討するため、各委員がコメントを出すよう要請した。

VTS間データ交換のための合意されたメッセージ様式の指針VTS8/WG4/5も了承し、次回委員会(VTS9)での審議のためにコメントを出すよう各委員に要請した。

船舶についてのVTS事故報告に対する勧告案も作成された(VTS8/WG4/2)。この文書には説明のための補助資料も含まれている。

補助資料の1つでは、事故報告関連業務を実施する際の概算必要経費が算定してあり、事務局長は、IALAが責任をもって事故報告業務を実施出来るか、及びIALAが経費を負担出来るか経費を補填できるかを検討されるよう要請する。

事務局長の実行可能性の検討に加えて、理事会でVTS8/WG4/2にある事故報告についての勧告案を検討し、承認するよう要請する。

 

8. 標準海上通信用語

 

委員会では、IMOが標準海上通信用語を海上でテストするために承認したことに留意した。この用語のディスクが委員に提供された。

 

9. VTS関連案件のIMOにおける作業

 

VTSのガイドラインのIMO総会決議案の写し(VTS8/INF5)が各委員に配付された。IMO総会では1997年11月の第20回会議で新決議を採択する予定とのことであり、また、VTSについての新SOLAS規則は1999年に発効する予定とのことである。

 

10. VTS表示器及びECDISに使用する記号の統一

 

10.1 必要であれば、船舶の航行画面にVTS情報を表示することについての勧告を作成する。

委員会はWG5の委員が第8回委員会に先立って会合し、提案VTS8/WG5/1 Rev.2及びVTS8/WG5/3 Rev.2を作成したことを了承した。

委員会では、「船上航行画面」についての提案を検討し、VTS8/WG5/1 Rev.2の文書にある提案をIHBでの検討及びECDISの作業に含めて貰うためにIHBに送付することが合意された。事務局長には、1997年9月15、16日にロンドンで開催が予定されているECDISの統一化グループで検討するのに間に合うように、IHBに送付することを要請

 

 

 

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