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しかしながら、南アメリカ諸国は、彼らの問題や要請に関して協会の注意を引かせることに役立つ理事会に対して代表を出していないことに悩んでいる。

Dr.Aguadoは、この地域におけるIALAの地位向上のために、彼らと必要な連絡をとる手助けができる旨発言した。事務局長は、南アメリカにおいて、 IALAに対する理解をより一層得るために取るべき措置について提案することとし、Dr.Aguadoの申し入れを歓迎した。

 

議題9. 工業会員委員会関係

 

理事会は、工業会員委員会からこの会議に出席がなかったことを残念に思った。事務局長は、工業会員委員会では、会費全額を工面することが困難な小規模な会社の経済的負担を軽減するための解決策がみつかることを望んでいることを伝えた。

会長は、この問題は12月の理事会の議題とすることを提案した。一方、理事会での検討のため工業会員委員会から提案が提出されるべきであるとされた。

工業会員のための品質保証要件はまだ定まっておらず、エンジニアリング委員会はこのような要件の決定について支援すべきであると述べられた。

 

議題10. IALA会議関係

 

10.1 1998年IALA会議

 

会議運営委員会は、提出された概要資料を基に、会議で発表される資料の第1回選定を行ったことが事務局長から報告された。選定規則は、ある国からの提出資料が1つだけの場合には拒絶しないこととし、選定された資料は、特定のトピックスにふさわしいものであることというものである。

エンジニアリング、管理及び歴史的灯台に関しては多くの記事が寄せられたのに対し、電波航法とVTSに関しては少ししか資料の提出がなかったことがノートされた。

運営委員会は、デイチェアマンは理事の中から選出されるべきであり、そのようにすることにより、会議中に理事はより目立ち、より行動的になると提案した。

Dr.Klingeは、セッションの議長の選出で、主に委員会のワーキンググループ議長がいくつかの席を占めていることを述べた。彼の意見では、いくつかの国が重複しているとのことであった。

 

したがって、理事会は次のことを決定した。

 

1.理事の中からデイチェアマンを指名する(会長、副会長、出納官を除く)。

2.セッションの議長にふさわしい者を会員から推薦してもらう。

3.運営委員会で選定するセッションの議長は「技術アドバイザー」と呼ぶこととし、セッションの議長と協力してセッションの運営にあたる。

 

 

 

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