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薦を行わなければならないことに留意した。事務局長は、各IALAメンバーに対して、委員長及び副委員長選出の新規則を通知し、次回理事会の60日前までに推薦を求める文書を作成することとなった。

 

6.2 エンジニアリング委員会

 

理事会は、第7回委員会の報告をノートし、作業計画の変更を承認した。

 

6.3 運用委員会

 

理事会は、第7回委員会の報告をノートし、品質管理に関するガイドライン及び作業計画の変更を承認した。運用委員会からの提出資料のうち、航路標識の定義については、定義に関する意見がオランダから事務局に寄せられたため、次回理事会以降の検討に延期されたことがノートされた。理事会は、この機会を利用して委員会から提出されていた定義について議論し、委員会で検討するための意見を次のとおり作成した。

・ オランダの代表から、委員会から提出された定義は、

―伝統的かつ技術的すぎる-限定されすぎている

―将来的に開発されるAIS、自動通報、データリンクをカバーしていないと述べた。あまり限定的にしないほうが良い理由としては、航路標識はIALA業務の中核であり、憲章は、国際パイロット協会や国際港湾協会等の他の機関から我々の業務に浸食されないように上記要件を明確に反映すべきであるというものであった。

・ また、委員会では、タイトル(航路標識)にすでに使用されている”navigation”という用語の使用を避け、簡潔な定義を作成するために努力したことが報告された。

・”craft”という用語の使用と定義には”traffic”(交通)に関する言及がないことが懸念された。

 

運用委員会で定義について再検討し、 12月の理事会に修正版を提出することで同意が得られた。

 

6.4 電波航法委員会

 

理事会は、第7回委員会の報告をノートし、作業計画の変更を承認した。多くの理事から、 IALAで作成された技術要件に従った海上DGPSの継続的整備が報告された。理事会は、事務局が特定の会員の了解を得て、会員それぞれのDGPSを世界電波航法システムの構成要素としてIMOに提出する資料を作成することに同意した。

 

 

 

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