? 32頁に「新漁港標準静穏度解析プログラム」とあるが、本プログラムは湾から入る波が知りたい地点まで、どう変形していくのか計算するプログラムである。
従って、波高周期出現頻度表を計算するプログラムではない。
? 参考文献一覧表に、文献の発行の年(西暦)を入れる。
? 29頁 表-6.6において「留萌〜浜田」となっていが、「留萌〜玄界灘」とする。
? 31頁の「砕波変形を計算する」の位置を「海底地形による屈折の計算」の後に入れる。
? 34頁の図-6.9は何が予測できる曲線か。
・ 風速、吹送時間、吹送距離より有義波高、有義波周期を予測するグラフである。
? 全体として参考文献をもう少しあげたほうが良い。
? 32頁の「中間の場合」はどう考えたらいいのか。
・ 実際は、外洋波ないし湾内波のどちらか大きい方を取ればいい。
(5) 第7章
? 40頁について、 「前もって空気室を大きめに設計する」とあるが、第5章の想定する空気室を修正する必要が出てくるのでは。
・ 11頁の想定する空気室の大きさは、有効幅、有効長さとする。
・ 空気室はある設定した大きさが必要である。その問題と、大きさを維持する方法とは別の問題である。
・ 空気室の大きさはこれだけは必要である、と明記した上で生物付着は避けては通れない重要な問題であるとする。
? 表-7.2では空気室効率はおおよそ10%位であるが、表-7.4では空気室効率が、その1/15位に落ちている。
・ 空気室の断面積が1/2になると流量も1/2 となり、圧力は1/4となる。従って空気エネルギーは1/8 となる。
実際は断面積は半分以下となるので空気エネルギー比は1/10〜1/12以下となっている。
? 表-7.3について、入力が規則波と不規則波ではエネルギーが約2倍異なる。表-7.2では規則波で空気室効率を計算し、表-7.3の発電出力の計算では、入力エネルギーを不規則波とし、規則波の効率を掛けて計算したのか。
・ はい。
? 表-7.2及び7.4において、?/?は、?/?と修正する。
? 41頁(7)の最後の文章で、「長周期側で効率が上がる」とはどういう意味か。
・ 入射する波エネルギーが長周期側だと高くなる、と修正する。
? 表-7.2空気入力修正係数とは何か。
・35頁に説明がある。脈動流−周期中の空気エネルギーと1/2 ×Pm×Qmの比として定義している。
? 空気室への生物付着について、かなりネガティブな数値が出ており、委員会の中で検討できる段階になっていない。従って、「生物付着により効率が落ちる可能性がある」程度の表現とする。