15〜17%のため、発電出力計算は15%一定とした。
? タービン効率が36%から30%に下がるとは。
・ 図3-5で示す通り、定常流で36%、不規則波で30%に下がっている。
? P.17の図-3.5の不規則波とはどういう意味か。
・ 脈動流である。
? 付着物の影響計算で、「20cm付着」とあるが、前提条件はあるのか。
・ ブイの付着物調査の時の経験値から20cmと仮定して計算した。
・ 報告書作成時にはコメントを記載し、実例を上げた方が良い。
? ノズル開口比を求める面積は何の面積か。
・ 等価開口面積である。発電装置の社内試験による内部水位と圧力の関係を当てはめノズル開口比を計算した。
? 空気室効率の計算は。
・ 発電装置が得る空気エネルギー(装置2台分)を入力の波エネルギーで除した値である。
? 設計の時は空気室効率から出力を計算するが、開口比1/191に対応する効率はどこから出たか。
・ ノズル開口比と奥行き波長比の実験デ-タから出した。
? 奥行きが短いので実験範囲外のデータになると思うが。
・ 実験外ではあるが実験より推定した。
? 内部水位の上昇速度より空気エネルギーを計算したか。
・ 内部水位より流量、圧力が計算できる。
? 空気室の性能はノズル開口比が一定であっても波長の変化、波高の変化で内部水位が異なるが。
・ 波の周期を7秒と固定し、フルードの相似則から4秒と計算し、またノズル開口比を1/200として、波高ごとに波高伝達率を求め、内部水位を計算した。
? 波データのフローチャートの「境界線に斜めに波が入射する」の意味は。
・ 水深が変化する線である。
・ 基本的には常に海底地形の影響があるため、「屈折による影響を計算する」とすべきである。
? 通常の浅水変形であれば波のエネルギーは変わらない。「砕波変形を考慮する」とすべきである。
(3) 湾内における波の推定方法について
? 湾内でも湾口からのエネルギーの流入がある。パソコンレベルのプログラムも種々のものがあり、湾口部に港研資料のデータを入力し、シュミレーションできる。
? 湾を具体化した方が解析しやすい。
・ 東京湾、函館、青森などの開かれた湾、閉じた湾、中間などどれも対処できるアルゴリズムを構築したい。
? 東京湾、大阪湾クラスは風だけで波が起きると見て良いか。
・ うねりもあるが、かなりの部分は風で説明できる。
? フローの中に「湾の形状によって推定方法を分ける」を入れた方が良い。