第3回 議事概要
1. | 日 時 | : | 平成7年12月7日(木) |
2. | 議 題 | : | 波エネルギー分布と解析方法 |
3. | 配付資料 | : | 資料7-3-1 第2回調査研究委員会議事概要(案) |
| | | 資料7-3-2 波エネルギー分布と解析方法 |
| | | 添付資料 1 地域別平均有義波 |
| | | 添付資料 2 代表点別波浪出現頻度表 |
| | | 添付資料 3 波の変形 |
4. 議事概要 :
資料7-3-2 波エネルギー分布と解析方法について近藤専門委員から説明が行われ、以下の質疑が交わされた。
(1) 利用範囲波エネルギーの分布
? 利用範囲の設定は、技術上の制約から決めたのか。
・ 1.5m以上の波の場合、安全装置が作動する空気室を仮定している。
? 各ブロックにおいて選んだ代表点の波か。
・ 利用範囲波エネルギーが最低となる地点をブロックの代表としている。
? 日本全国の観測点42ヵ所を全部調べるわけにはいかないのか。
・ 全国調査は膨大な時間と経費の関係で困難である。
? 八戸と仙台新港の値が違うのは測定点の特性が出ていると思う。油津と高知沖での平均的波エネルギーはこの値ほどは違わない。
? 3ヶ月という期間の区切りはどういう意味か。
・ 通年のデータでは大まかで、1ヶ月単位では細かく、季節に応じて波が変わるため季節で分けた。
? むつ小川原〜宮古のブロックにおいて宮古の方が平均有義波高が低いのは。
・ 宮古は湾内にあるので例外としている。
・ 太平洋側は宮古、浜金谷、志布志が例外である。
? 日本海側において、波の発生原因となる気圧配置、海底勾配を考えると輪島以北と輪島以南では少し違うので、分けるべきでは。
・ 添付資料のP.7 図-1.4地域別平均有義波高(日本海側)において、夏の平均有義波高が北から南まで同一傾向にあることから、日本海側を一つにまとめた。
?北海道と沖縄が波エネルギーの分布図に入っていないが。
・ 沖縄はリーフがあり、波力の設置に向かないので当初から外した。
・ 北海道の紋別は流氷があるが、その他は必要である。
(2) 予想発電量の推定方法について
? 発電出力の計算は、空気エネルギーに12.5%を掛けて計算したのか。
・ その通りである。
? 発電装置の効率15%はどこから出したか。
・ 図-3.4で示す通り、入力の空気エネルギーが100W以上の場合、効率は