10) タービンが回転していると開口比が1/281でなく1/1,000以下になっている可能性があり、港研のグラフに当てはめると空気室効率がもっと下がっている可能性がある。
11) 空気室効率の最良点は幾らか。
・ 70〜80%である。
12) 開口比1/281 の設定は、現有のものを使うからか。
・ 現在使用されている装置を防波堤ないし灯標で使うことを想定しており、空気室の大きさも限定される。
13) 仮定を現実のものと対比させながら、計算のスタイルを確立してスタートした方が良く、また各種設定条件を背景としたデータにより根拠ずけた方が良い。式の根拠資料は別途提出願いたい。
14) 次回の委員会に現用の発電装置の図面を提出願いたい。
15) 基本的な考え方だが、平均値、安全サイドの数値、又は最大値を出すのか基本的な線が必要である。
16) 不規則波の効果は入っているか。
・ 波エネルギーの計算式の係数0.44に入っている。
17) 委員会の今後の方向は、日本全国を幾つかのブロックに分け、各ブロックについて解析し、どの位のエネルギーが得られるか、また発電出力があるかを計算するのか。
・ 解析方法やどのようなデータを揃えたらいいか等を議論して欲しい。解析方法が決まった場合はどれだけの資料を揃えたら良いか、グループ化し特長あるところの資料を集める。
18) 前回は全国をカバーするということでお願いした。今回の事例をもって全国11ブロックが方向付けされたというのであれば全ブロック揃え、湾内の事例についても今一度風による推測方法を議論したい。
19) 最初の全体のデータを揃える件は、海上保安庁と打合せして次回に間に合えば提出願いたい。内湾のデータの収集・解析の仕方について、本日の段階では内海の解析方法はこれで良いというまでは至らなかったが、次の機会に議論すると時間的に遅くなるが。
20) まず確実に出来ることからとし、外洋についてブロック毎にエネルギーを出して頂きたい。
21) 発電出力について細かい指摘があったので、不明確な点は次回までに明確にすることとし、波高範囲が0.25m〜2.5mまでについてはどう考えるか。
・ フローチャートの数字は2.5mだが実際は1.5mで計算している。
22) 内海で波力を設置するとか、問題になる箇所や重要な箇所はないか。
・ 具体的に考えている所はあるが、まずは全国でどこに使えるかを見つけたい。
希望としては、内海、外海と出来るだけ自然エネルギーを取り入れていきたい。
その可能性を見つけようとしている。