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フィラメントの温度が数千度になると抵抗値が大きくなり、電流は小さくなる。

その全体の電流の積分値が定格電流の何%かアップする。これを脈流と言い資料のD-1電球の脈流係数は1.17である。

? 波力発電装置2台を並列とは。

・ 普通はブイ1基に波力発電装置を1台搭載するが、ブイ1基に2台搭載ということである。

(2) 波高データの収集と解析事例

? 統計表の出現率とは。

・ 表の四角で囲った部分の出現数と全体の波の出現数の割合である。

? 波が無いときの数値は。

・ 表の 0〜0.25mに入っている。

? 対象波高0.25〜1.5mについて、1.5mを越えた波高がきた場合は安全装置が動作し波力発電装置は稼働停止と考えるのか。

・ 1.5m以上の場合は安全装置で逃がすシステムに設計する。

? フェッチから推測した波高・周期と実測値が異なる点についてはどのように考えるか。

・ 港湾工学の図表を用いて計算した。

? 東京灯標における実測値と推測値を比較する意味は何か。

・ 湾内は風の影響を受けるので、推測値と実測値が同じ傾向を示せば、波高計が設置されていない海域にも適用できるのではないかと考えた。

? 風とフェッチから波高を計算した場合、使えるものと考えてよいか。

・ 外洋の場合は推定精度は出るが、風が何時間吹いたかというドレーション(持続時間)を考えなければならない。

? 東京灯標の風向風速のデータはどこからか。

・ 東京都港湾局の東京灯標におけるデータである。波のデータを取るよりは、風向風速のデータが入手し易いすいことから実測値と推定値を比較した。

? 波を推定する場合、海岸付近で風向風速のデータはどのような形で得られるか。

・ 海上保安庁では灯台で風向風速を観測しており、波との相関関係が出せればデータを利用できると思う。

? 0.25mの範囲で設計している中でどの位労力を費やすか疑問な所がある。内海の場合、低気圧の通過時は風向きも刻々と変りフェッチも30分単位で考えなくては精度が出ないため、そこにある波のデータを使った方が良いのでは。

・ 灯標の電源として波を利用する場合、台風のような大きな波ではなく定常的な小さな波を考えると日常的な風になるので、風向きも違わないのではないか。

? 波力は大量のエネルギーを取ることよりも、安定電源として常時使用できることが必要である。内海の場合なぎが多くありタービン設計に影響を及ぼすので、なぎのデータも必要である。

? 波も波高もかなり広く分布しているので、どの辺の波を利用するかは、ハード面においてどこに絞って設計するか、対で考える必要がある。

・ 現在、灯浮標に使用しているタービン・発電機を使うという前提でシステムを

 

 

 

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