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(f) 平潟港没水部長0.18mノズル開口比1/400において、周期3.83秒の場合、波高依存性が低くなっているが、これは設定波高100mm、125mmにおいて外部波高が低くなっているためである。他のノズル開口比1/130、1/200でも同様に設定波高100mm、125mmにおいて入射波高が低くなっている。波速が他の周期と比べて速いため、反射波が早めに入射波と重なり合い、反射位置と計測位置の関係で波高が低く測定されたためと考えられる。

(g) 周期が長くなると水深が波長と比較して相対的に浅くなるため、設定した波のスペクトルが設定通り出ていない可能性がある。そこで外部水位をFFTを用いて解析した。なお、プログラムをリスト-4.1に示す(言語はCである)。元のデータは0.05秒間隔で30秒間サンプリング行っているので 600個のデータがある。FFTでは基本的にはデータ数は2n(nは自然数)であることが必要である。ここでは n=9、29=512とし、最初の88個のデータは棄却し、残りの 512個のデータを用いることにする。

最初に図-4.18 の平潟港空気室モデル 外部水位と内部水位(規則波)没

 

 

 

 

 

 

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