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前後方向条件での各群のTLとMLを各々図3と図4に示した。前方および後方への視標移動に対するTLは0.2Hz〜0.5Hz時までは3群とも周波数の増加につれて減少するという傾向を示したが、1Hz時ではMGとOGの値は最大になり、0.33Hz時と同程度の債を保ったYGと比べ、3群間には5%水準で有意な差が認められた。一方、前方および後方への視標移動に対するMLは1Hz時が3群とも最大になる以外は顕著な傾向が見られず、3群間で有意な差が認められたのは0.25Hz時の前方へのズレのみであった(p<0.05)。

 

3) 左右方向条件でのTLとML

左右方向へ視標が移動するのに対して各群の被検者がトラッキングした結果得られたTLとMLを各々図5と図6に示した。TLは各群とも0.33Hz時までは周波数の増加につれて減少する傾向にあったが、0.5Hz時にはYGは0.33Hz時よりさらに減少、MGはほぼ同程度であるのに対し、OGは時間的ズレが増加する結果となり、3群間に

 

 

 

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