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は0.1%水準で有意な差が認められた。最後の1Hz時には3群とも最大値を示し、群間にも5%水準で有意な差が見られた。一方、各周波数での移動視標のピークに対する振幅のズレであるMLは3群とも0.25Hzが最小値をとり、以後周波数が増すにつれて大きくなる傾向を示した。3群間で有意な差が認められたのは、0.2Hz時と0.33Hz時であった(いずれもp<0.05)。

 

4) 各変数間の関係

左右各脚の最大等尺性膝関節伸展筋力は年齢と負の相関を示した(r=-0.36, -0.49、いずれもp<0.01)が、CFP動揺と年齢間には有意な関係は認められなかった。また、今回試行した動的平衡機能と年齢に関しては、左右方向条件、0.5Hz時のTLに1%水準で有意な相関が認められた(図7)。CFP動揺とTL、MLとの間で有意な相関が認められたのは0.2Hz時前方へのML(r=0.50, p<0.01)のみであった。

3群のうちOGについては、握力や垂直とびなど従来の体力測定項目の測定を行った。立位体前

 

 

 

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