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の振幅は10cm、左右方向条件の測定時の振幅は20?p、周波数は0.2Hz、0.25Hz、0.33Hz、0.5Hz、1Hzの5種類で、この順に行った。図2に例示したように、提示波形の第2、3、4周期の各ピークに対する時間的ズレ(Timelag;TL)と振幅のズレ(Magnitudelag;ML)を絶対値で記録し、その平均値を各条件での測定値とした。前後方向条件の場合は前方ピークでのTLとML、後方ピークでのTLとMLと分けて評価したが、左右方向条件の場合は左右の差異が無視できるほど小さいと仮定して、左右ピークでのTLとMLとして処理した。測定に際しては、各条件で1回目の試行を練習、2回目の試行を本番とした。

 

5) その他

転倒や脚筋力の低下が重大な問題となってくる高年齢者群(OG)については、静的・動的平衡機能と従来の体力測定項目との関係を見るために、以上の測定項目に加えて握力、背筋力、垂直跳び、立位体前屈、上体反らし、反復横跳びの測定を行った。測定方法については、従来の方法10)に準拠した。

 

3. 統計処理

各測定値は若年者、中年者、高年者のグループ毎に平均±1標準偏差(あるいは標準誤差)で示

 

 

 

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