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2) CVの測定

日を変えて1000mと2000mのタイムトライアルをランダムに行い、記録と距離の関係からCVを求めた(図1)。

 

3) MaxLassの測定

まず各個々人のCVより10m/分遅い速度での10000mの持続走を行った(これは、大学生を対象にした予備実験で−10m/分で乳酸定常状態が成立した者が多かったためである)。また、設定速度を正確に維持するために、各被検者ひとりひとりにぺースメーカーをつけて行った。2000m毎にランニングを中断して、耳朶採血を行い血中乳酸濃度(LA)を測定した。なお採血は1分以内に終えられるよう、できるだけ敏速に行った。乳酸定常成立の判定は、6000mと10000mの血中乳酸濃度の差が1mmol/l範囲以内とした(図2)。乳酸定常状態が成立したものは、前回より5m/min速い速度で持続走を行い、乳酸定常が不成立となるまで繰り返した。逆に乳酸定常が不成立となった場合は、前回より5m/min遅い速度で持続走を行

 

 

 

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