【新消防訓練施設の概要・・・別図参照】
? 船橋(または陸上施設の危険物保管倉庫等)
船舶の業務区域、居住区域で発生した船室火災の消防訓練や火災時の乗客の避難誘導及び負傷者の救助訓練を行います。
さらに、陸上施設の危険物保管倉庫及びビル等の居室火災の消防訓練にも利用します。また、ガスや各種化学製品の漏洩に対応した呼吸具・検知器の取り扱い・検知訓練等を行います。
? 機関室(または陸上施設の発電機室及び機械室)
船舶のエンジンを配置し、機関室で発生した火災に対し、1階から2階、2階から1階への立体的な消防訓練を行います。
また、陸上施設の発電機室及び機関室等での漏油火災の消火訓練にも利用します。
? タンク破口
爆発等により破裂したタンクの破口火災に対する消防訓練を行います。
この訓練施設は、火災事故に対処するために最低限必要な消防ホースの操作方法及び指揮要領を修得するための基礎訓練に使われ、海陸関係者のみならず、全ての受講者にこの訓練を実施します。
? 亀裂甲板
衝突により生じた船の甲板亀裂部からの火災が噴き出す甲板亀裂火災の消防訓練を行います。
? タンク噴出
タンク内の火災により火災が貨物ハッチから噴き出し、流れ出すタンク噴出・流出火災の消防訓練を行います。
? 船舶ローディングアーム
船舶の荷役中、ローディングアーム(荷役施設)の破損から生じるローディングアーム火災の消防訓練を行います。
? 油貯蔵タンク
石油コンビナート等における製油プラントでの火災のうち油貯蔵タンクの破裂から生じるタンク火災及び防油堤内の漏油火災等の消防訓練を行います。
? ベーパー回収装置
石油コンビナート等における製油プラントでの火災のうちベーパー回収装置、パイプラインからのガス噴出、側溝内に漏油した火災等の消防訓練を行います。
? タンクローリーローディングアーム
タンクローリーの荷役中におけるローディングアームの破損等から発生する火災の消防訓練を行います。