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購入者が満足するものとなっているものとする。

(c) 容器の表示に関する法定要件を遵守することは、供給者の責任であるものとする。

(d) 流出油処理剤の毒性試験に関する現行手順の詳細は、農漁食糧省漁業試験所(所在地:Brunham-on-Crouch、Essex CM0 8HA)より入手することができる。

 

ウォレン・スプリング研究所

Stevenage

UK

 

1983年4月

(1989年4月改訂)

 

WSL報告書LR 448(OP)の付録Aの補遺1

(1990年改訂)

流出油処理剤の有効性指数の決定

 

はじめに

流出油処理剤の有効性指数(Efficiency Index)の決定方法は、WSL報告書448(OP)に定義されている。本改訂版は、この決定方法を拡充し、現在使用されている分析手順を取り込んだものである。

 

定義

流出油処理剤の有効性指数は、サンプル採取の時点では完全な均一分散状態となっているという想定に立ち、設定された試験条件下で微小液滴として水中に取り込まれる試験油の重量パーセントとして定義される。

 

決定方法に関する概要

円錐形分離ロート内の温度10℃の海水に所定量(重量)の試験油を流し、生成した油膜の表面に、流出油処理剤を滴下する。

 

分離ロートは、垂直軸と直角に、ほぼ水平軸の周囲に、33±1 rpmの速度で、約2分間、回転させる。回転を停止した後、ストッパーを取り外し、1分間の静置時間を置いた後、油の混じった水、50mlを底部の蛇口から流出させる。サンプルをクロロホルム抽出した後、分光分析法にてサンプル中の油量を決定する。

 

この方法は、3種類の油処理剤(第1種、第2種、第3種)のすべてについて、有効性指数の決定方法として使用することができる。

 

 

 

 

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