

ライフサイエンスシリーズ「ナースのための最新感染症学」

尿路感染に関してですが,どういうところから感染を起こすかを図3では示しています。きちんと固定をすること,排液のチューブも汚い手で触らないこと,バッグを患者さんよりも上に上げないで下に保っておくこと,新鮮尿はポートからとるべきで,ランニングチューブとの間をはずさないということです。もう一つは不用意にカテーテルを入れないことも大切かと思います。それから手を洗うこと,無菌操作ですること,閉鎖式のセットを使うこと,陰部ケアを行うこと,ここでは決して消毒とはいいません。陰部を毎日きれいに洗うということです。膀胱洗浄はしない。尿の流れを保つということは,やたらとクランプしないということです。カテーテルは不用意に定期的に交換しない。日本では1週間というのが常識的になっているのですが,本当に1週間で感染防止ができているかどうかを考えなければならないと思います。私どもはこれをいまサーベランスをして確認しようとしています。何より大切なのは職員の教育だといっています。
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集計期間:成果物公開〜現在 更新日:
2023年1月28日 |
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