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ライフサイエンスシリーズ「ナースのための最新感染症学」

 事業名 保険医療に関する教育及び調査研究
 団体名 ライフ・プランニング・センター 注目度注目度5


年というデータがあります。CD4が200以下になった人は抗AIDSウイルス薬やカリニ肺炎の予防薬投与などを行わないと,50〜70%の人が2年以内にAIDSのさまざまな合併症を起こして致命的になるということです。ですからこの段階の人はAIDSウイルス治療薬や予防薬などの治療を行う必要があります。そして治療薬を適切に使うとCD4が200以下になっても平均の生命予後は38.4カ月,つまりAIDSが出現した10年ほど前に比べると寿命が12カ月延長しています。最近はプロテアーゼ阻害剤の使用により,さらに予後がよりよくなっています。それだけ治療が進歩してきたということです。

 

14.HIVに対する院内感染対策

院内感染対策において大切なことは血液,体液との直接接触を避けることです。?採血,血管穿刺時などには手袋を使用する,?針刺し事故を防止する。そのために使用した注射針にはリキャップしない,針捨て容器を備えてそこに捨てる,?血液,体液で汚染される可能性がある処置やケアのときは,必要により手袋,マスク,ゴーグル,ガウンを着用する。

手術の場合は二重手袋をする。手術中のメスによる傷や縫合針の針刺し事故でHIVに感染したという報告はまだありません。医療者が感染したのは,注射器の針刺し事故やウイルスを扱う研究者が強い汚染を受けて感染したようなケースが大部分のようです。針刺し事故が起きて感染のリスクが高いと見なされる場合,最近勧められている感染予防法は,できるだけ早期(事故があって1〜2時間以内)に抗ウイルス薬のAZT+3TC+インディナビルの3剤の内服を始めることです。内服期間は4週間です。このような方法が米国では勧められ,日本でも現在この方針を受け入れています。ただし,妊婦初期の人は避けること,また

 

 

 

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