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ノの小山実稚恵とトリオを組み、欧州音楽年記念ヨーロッパ・ツアー(ノルウェー、ヘルシンキ、アイルランド、スペイン、イギリス)を行った。1986年秋、サントリーホール・オープニング・シリーズとしてイギリス室内管弦楽団と協演した。また室内楽にも積極的で、1984年にゼフィルス弦楽四重奏団を結成。本格的なカルテットとして1991年3月まで続いた活動は、大きな成果を残した。1987年「村松賞」、「グローバル音楽賞第1回奨励賞」をそれぞれ受賞した。東京カザルスホールでの定期的なリサイタルは毎回高い評価を得ている。1991年秋、イギリスのジャパン・フェスティバルに招かれ、コンサート・ツアーを行った。また、日本でのジョルダン指揮/スイス・ロマンド管弦楽団との協演は大いに注目され、1995年には名指揮者ホルスト・シュタインの招きでバンベルク交響楽団とのヨーロッパ、および日本での協演が実現された。

山崎伸子は、若い世代を代表する最も音楽性豊かなアーティストとして、大きな期待を集めている。

 

立花 千春(フルート)

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フルートを17歳より山元康生氏に、その後佐久間由美子氏に師事後1990年渡仏。1991年パリ、H.ベルリオーズ音楽院を一等賞にて、1992年パリ、エコール・ノルマル音楽院をフルートおよび室内楽において満場一致の一等賞にて卒業後、1995年パリ国立音楽院を一等賞にて卒業、同年11月帰国。その間にフルートをR.ギヨー、工藤重典、P.Y.アルトー、A.アドリヤン、室内楽をC.ラルデ、C.イヴァルディ、J.ムイエールの各氏に師事。

1994年パリ国際室内楽コンクール第3位、1995年5月ルーマニア“ジュネス・ミュージカル”国際フルート・コンクール第2位、同年8月第7回日本フルート・コンベンション・コンクール第1位、同年10月第1回アルル室内楽国際コンクール(フランス)第1位、同年11月第2回“シリンクス”国際フルート・コンクール(イタリア)第1位等、内外のコンクールに多数入賞。

これまでにソリストとして1990年日演連推薦新人演奏会に出演、円光寺雅彦指揮仙台フィルハーモニー管弦楽団と共演、1992年仙台にてリサイタルを行うなど早くより意欲的な活動をし、またフランスにおいても1998年エコール・ノルマル主催“メリディアン・コンサート”における5回連続リサイタル、1994年ラジオ・フランス主催“現代の音楽”コンサートへの出演など数多くの演奏会に出演。

その間、フランスREM(ポリグラム)社より現代作品のCD「20世紀のフランス音楽〜アンサンブル・トリトン?」の録音を行う。帰国後は、1996年2月東京カザルスホールをはじめとして、日本各地にてリサイタルを行う。4月NHK-FMリサイタル出演。

1994年より、フランス・トロワ市立音楽院講師を勤めた後、現在、上野学園大学短期大学部非常勤講師。

1996年秋東芝EMIよりファースト・アルバム「CRYSTAL BREATH」を発売。

 

 

 

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