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高度な行政能力を有する職員の育成を担う機関として設立された。また、行政に関する研究機関としての役割も担っている。

所在地: ハノイ及びホーチミン。なお、61の地方研修施設及び20の各省庁のマネジメント校とネットワークを結び、研修カリキュラムの開発、教材の作成などに関して指導的な役割を果たしている。

職員数は約300名で、約半数が講師(うち教授は20名)となっており、職員の37名が博士号、18名が修士号取得者となっている。

組織は、院長及び2名の副院長からなる幹部会(Management Board)の下に、指導管理部、国際協力部、組織・人事部、地方・各省行政研修機関部、行政科学リサーチ研究所などが置かれている。

国家行政学院が実施する主な研修コースは以下のとおり。

?@ 大臣・副大臣及び県の人民委員会議長などに昇進する予定の者を対象とする短期コース: 期間6週間で、法律、行政、行政管理などについて研修する。

?A 中堅幹部職員(各省庁の課長級、地方人民委員会の副議長級)の短期研修コース: 期間3ヶ月で、法律、行政組織・機能、政策立案、行政管理、リーダーシップ、心理、情報科学、社会経済開発戦略、プロジェクト管理、公共企業体の管理などについて研修する。

?B 若手行政官の行政学の学士号及び修士号の取得コース: 2年のフルタイム又は3年のパートタイムで、行政学以外の学士号を有する者を対象とする学士コースと修士コースがある。なお、博士コースも現在準備中。

?C その他の短期コース: 行政事務、情報科学、研修技法、外国語、高等教育入学のための能力向上などに関する研修、地方.各省庁教官研修

?D 在外研究員の派遣: 我が国を始め、ASEAN諸国、オーストラリア、ロシアなどに派遣。

 

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