事務は英語で行われている。
[外 交]
小国の生存のためのプラグマティズム(実利主義)の立場をとり、1989年の天安門事件では、中国政府の立場を擁護し、また、アメリカの人権外交に対しても、西洋の人権思想の押しつけであるとし、アジア独自の人権思想を主張するなどしている。アセアン及び中国は、これを支持している。
[産 業]
産業としては、中継貿易と金融業が中心で、金融業がGDPの30%を担うほか、国際海運の要地(コンテナ取扱量世界第4位)、ハブ空港化を推進している。
外国企業が安心して適正な利潤追求をできる環境の整備に力を入れており、内外を問わずすべての企業に対し、汚職や保護独占によるレント・シーキング行動を厳禁し、許認可の基準の明確化や人事における実力主義をとっている。
第3節 公務員制度の概要
1 公務員の制度、組織の変遷
1947年
公務員制度の改革:公務員の階層を責任や給与に応じて分類
?T種 (Administrative and Professional grades)(事務次官、次官補、局長、審議官、課長、係長、専門官など)
Graduates:Professional Degree
?U種 (Executive grades)(翻訳者、治療士、レントゲン技師、技官など)
Non-graduates:Diploma
?V種 (Clerical and technical grades)(事務職員、技術職員)
Middle School
?W種 (Manual tasks)(タイピスト、運転手、庭師など)