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にのみB/L登録センターを利用する(B/L登録センターは、単に、公証の役割を果たすだけである)ことになるが、B/L情報そのものは、取引当事者間において順次やり取りされていくということになる。

 

?B/L認証プロトコルの導入例

船荷証券の電子化のためにCMI(万国海法会)により「電子式船荷証券のためのCMI規則」が制定(1990年)されている。

この規則に即して、その規則のレベルでセキュリティの確保を図る仕組みを構築するとすれば、次の図に示すようなビジネス・プロセスを考えることができる。

《これは、クローズド・タイプの電子マネーの仕組みに類似したものである。》

 

138-1.gif

 

この仕組みにおいては、「文書登録」及び「所有者証明発行」機能を備えたB/L登録センターが設置されることになり、このことを前提として、次のように取引当事者間におけるB/Lの発行及びその流通に関するビジネス・プロセスが処理されることになる。

 

(a)船主による文書登録

船主がB/Lを発行すると、?文書識別情報、?文書ハッシュ情報及び?所有者移転情

 

 

 

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