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の一つとして加えてもらってもよいもののように見受けられた。

A:できるだけシンプルにということでフォーマット改正に取り組んでいるので、EDI化の部分はそれでよいと思うが、商工会議所としては、「証明書」の裏面に種々の条項を折り込まないと証明ができないという問題もあるようだ。

 

【所見の補足】

討議の締めくくりとして、概要、次のような所見が補足された。

 

これは、わが国の各業界に共通する事項でもあるが、「日本語のハンディ」という問題がある。

ビジネス処理のグローバル・スタンダードとしての使用言語は、事実上、英語であり、日本はこの点で非常に大きなハンディを背負っているといえる。

事務処理マニュアルが自国語でなければ仕事ができないという国は、日本と韓国だけのようである。わが国の銀行としても、事務処理センターを海外(東南アジア)に設置することにより、コスト・ダウンを図ることができるとは考えているが、この問題もあり、実現できていない。

 

財の価格の削減については、メーカーサイドの努力により、国際競争力の面でも圧倒的な優位は保たれているが、事務処理やサービスの面でのコストは、日本語のハンディがあることにより、かなり高くついている。

この面でのコスト削減により、どの程度競争力を高めていくことができるかというのが当面の課題であろう。

 

 

 

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