信時点又は受信時点のいずれであるのか)を明確に規定しておく必要がある。
(2)技術的側面
?セキュリティ対策
Bolero Projectにおいては、データの偽造・変造、本人確認(ユーザ認証)等に関し、技術的にどのようなセキュリティ対策がとられることになるのか、即ち、CR(中央登録機関)、CA(認証機関)、ユーザ間において、電子署名、公開鍵、ICカードなどを使用したセキュリティ対策がどのような手順で行われることになるのか、具体的なスキームを提示してもらいたい。
?技術革新への対応
情報通信、暗号技術等については、現在知見されている最先端の技術水準のものが導入されるように説明されているが、今後においても、技術革新に対応した高品質化を逐次進めるべきである。
?Toolkitの保守、障害対策
安全な運用を図るために、BoleroへアクセスするためのToolkitについては、保守、障害対策に万全を期すべきである。
?インタフェースに関する仕様
大口ユーザのホスト接続については、グローバルなカバレッジを図るために、主要なベンダー経由でのサポートが確保されることになると考えられるが、各種ベンダーに対してインタフェースに関する仕様(Toolkitの仕様を含む。)が開示されることが望ましい。
?構造化されたメッセージの利用向上
情報処理の効率性を追求するためには、構造化されたメッセージの利用向上が望まれるところであり、このための具体的な施策の検討が必要となる。
船積書類のEDI化については、関係方面(国際商業会議所など)で検討が進められているように聞いているが、EDI化がむつかしい書類、例えば、原産地証明などをどうするかの検討も併せ進める必要がある。