Independent」については、【Bolero Service Overview】2ページ参照。
《補足説明に関連した質疑・応答》
Q:Boleroは、伝送されるドキュメントについて、エンベロープを提供するだけか。
A:Boleroでは、伝送されたドキュメントについては、そのタイトル、発信者の認識、Audit trail(いつどのような情報が流れたのかを追跡できる証跡)などの管理は行うが、 ドキュメントの内容は関知しない(ブラックボックスで管理される)と説明している。つまり、文書管理を行うだけであるというのが、Boleroのサービス・スペックである。
Q:文書管理はBoleroが行うといっても、ドキュメントのフォーマットが違うと読めないということにならないか。
A:Boleroでは、エンベロープを提供して、Eメールとかイメージといったものでも受け入れるといっている。これは、第1のステップであり、ドキュメントの標準化は、その次の段階の取組みであると説明している。
構造化されたドキュメントの構造が違うのでは話にならないということで、Bolero Projectに標準化を申し入れたところ、UN/EDIFACTを採用するとはいっているが、それから先はこれからの検討だと説明している。
【補足説明】
ドキュメントの標準化についての合意は、UN/EDIFACTの場で進めてもらうことになる。
なお、Trade Processについては、国際的な場で、随分、時間をかけて検討が進められてきているが、未だに決着がついていない。
国連ECE/CEFACTでもこの問題を一部取り上げてはいるが、 Boleroが、ongoingでこの検討作業を引き継いでいくのか、または、独立の場を設けて標準化団体をリードして(協同して)進めていくのか、この辺りについては、非常に興味のあるところである。