ントを通過することになるので、この点が致命的なハードルにはならないと考えられる。
?コレクションに関するセキュリティ管理
B/Lについては、発行後、様々の理由からコレクション(記載事項の訂正)が行われている。
コレクションの主体者は、必ずしも、B/Lを発行したオフィスとな限らず、従って、誰がコレクションを起こせるか、逆にいえば、どの当事者からコレクションを受け付けるかに関して厳しいセキュリティ管理がなされる必要がある。
?コレクション・センターの設置
このような観点から、Boleroがグローバルに展開し、ユーザの数が増えていくことを前提に考えると、コレクション情報の登録に当たっては、船社内部で一種の認証手続的な手順を導入する必要性が生じることが考えられる。例えば、社内に1か所(乃至は数か所)のコレクション・センターのような組織を設け、ここへコレクション情報を社内的に集中し、コレクション・センターからの訂正だけが受け付けられるようにすることも一案と考えられる。
7.S/I情報の電子化
上記はオリジナルB/Lについての一考察であるが、B/L作成の前工程であるS/I(Shipping Instruction:船積依頼書(指図書))の電子化には、船社にとって大きな合理化のメリットが期待される。
わが国では、この部分の業務はPOLINETでカバーされているが、稼働率が低いこともあり、完全に所期の効果が得られていない現状にある。
また、諸外国では、一部の荷主からの要望に応じて個別対応をしているようであるが、全体からみて、その比率は低く、標準化もされていないことから、却って幾通りもの業務手順を抱えざるを得ない結果となり、合理化からほど遠いという現状のようである。
このような観点からも、Boleroが普及することを期待している。
8.入金通知の電子化
運賃の銀行振込による支払い比率の高いわが国においては、「入金通知」の電子化は、