日本財団 図書館


の記述を除き、契約の締結手続きなどを取り込むのかどうかは、必ずしも、明らかではない。

この点については、精査しなければいけないが、引き合いから始められる国際取引の全てを取り込むかどうかは、Bolero Projectの今後の出方次第である。

 

Q:【BRS】の説明では、セキュリティの内容の詳細が分からないといういうことであるが、新たに示された「Bolero Service Overview」ではSecurity infrastructureという項目で、ユーザ認証の仕組みを説明している。【BRS】の説明よりは詳しいものとなっているようだが、どうか。

A:これは、ユーザ認証の流れを説明したものであり、これだけでは、Bolero Projectのセキュリティの内容の詳細が分かるということにはならない。

 

【補足説明】

「Bolero Service Overview」で記述されているSecurity infrastructureは、ITU-TのX.509で定義されている本人認証のアーキテクチャーであり、これを図解、説明したもので、単に、公開鍵を管理する仕組みを説明したものに過ぎない。

つまり、公開鍵をどのように使って、ドキュメントをセキュアーにするかについては、一言も触れられていない。?Integrity、?Authenticationをどのように保証するのかについての説明はないように思われる。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION