ともに、点字図書館の情報化に対応した機能の充実を図る。
・ 保健福祉情報や福祉用具に係る情報、身体障害者向け通信・放送サービスに関する情報等障害者が必要とする幅広い情報をデータベース化し、パソコン通信・ファックス通信等の活用により提供できる体制を整備する。
・ 公職の選挙の政見放送の手話通訳について、環境整備の状況を踏まえ、適切に対応する。
(4) 放送サービスの充実
・ 字幕番組、解説番組等について、「身体障害者の利便の増進に資する通信・放送身体障害者利用円滑化事業の推進に関する法律」に基づき、製作費に対する助成を行うとともに、効率的な番組制作技術の研究開発を推進し、障害者向け番組放送の充実を図る。
・ 視覚・聴覚障害者向け専門放送システムの開発を行い、視覚・聴覚障害者が放送を通して充分に情報にアクセスできるような環境整備を図る。
(5) 障害者スポーツ、芸術・文化活動の振興等
・ 長野パラリンピック冬季競技大会を始め、各種スポーツ大会の開催、スポーツ・レクリエーション教室の開催、スポーツのできる施設の整備等を通じた障害者スポーツの振興を図る。
・ 指導員の養成研修を強化するとともに、スポーツ大会へのボランティアの参加を促進し、障害者スポーツに対する理解と関心の高揚を図る。
・ 障害者の参加する芸術祭や展覧会等の開催を支援すること等により、障害者の生活を豊かにするとともに社会参加を促進する芸術・文化活動の振興を図る。
(6) 公園、水辺空間等オープンスペースの整備
? 公園等における障害者への配慮
・ 障害者等の健康づくりやふれあい・交流の場を身近に確保できるよう、21世紀初頭をメドに概ね全ての市街地において、住区単位に公園のネットワークを整備し、これらの公園内に障害者等の利用に配慮したトイレを設置する等、都市公園の充実を図る。
・ 障害者等に野外活動の機会を提供するとともに、障害のない者との交流・ふれあいを通じ、思いやりや助合の心を育むことができるよう、福祉施設等と一体となった公園の整備を推進する。
? 水辺空間整備における障害者への配慮
・ 障害者等が安全かつ快適に水辺空間を楽しむことができるよう、緩傾斜の堤防、スロープ、休憩施設等を備えた河川、海岸等の整備を推進する。
(7) 障害者の旅行促進のための方策の推進
・ 障害者等が安心して手軽に旅行ができるよう、宿泊施設等のソフト・ハード両面における、より快適で望ましい旅行を行うための基準を策定する。
・ 障害者等に対する宿泊施設、旅行商品等の利用情報の提供体制の整備促進を図る。
(8) 食生活の環境の改善
・ 視覚障害者等に対する効果的な食品の表示に関する検討等を通じ、自立した食生活の実現に向けて環境の改善を図る。